主人公はミャンマー出身のタイ系民族の青年。地元で徴兵されてタイに脱出し性を売る仕事につくが、コロナで店が閉まることになり…
終始あられもない18禁映画だったらちょっとなーと思ったが、それは大丈夫だった。ミャンマーにタイ系民族（シャン族）の自治州があって、ミャンマー人と戦うための軍があるというディテールが興味深かった。脱走兵は緑色の靴をはいてるからすぐ分かるとか。
ググってみたら、ミャンマーの徴兵は最近のホットトピックらしい。国軍と民族解放軍、双方徴兵なんて怖すぎる。
～ネタバレ～
タイで人身売買をしてる上級国民を糾弾する民衆の指導者を、警察官が上の命令で暗殺していた。その警察官はもうこんなことやめたいと思っていて、たまたま知り合った主人公に無理やり協力させて暗殺対象をミャンマーの寺に逃がそうとする。が、最後には有刺鉄線で縛られて海に投げ込まれるのでした。おわり
救いのない話でどういう意図なのか考えてしまった。
