rei

父としてのreiのレビュー・感想・評価

父として(2023年製作の映画)
5.0
素晴らしい映画。だがこれを見つけるのは中々難しい。短編映画を探しててたまたま出逢ったのだから。

アメリカは日本よりも理解が進んでいると思っていた。
でも、まだ、なんだなと。

トランスジェンダーやLGBTQというだけでどうして同じ人間として扱われないのだろう。

アカデミー賞に絡む作品はLGBTQなどの登場人物も含むことが盛り込まれていくが、世の中の作品は増えていき、多様性がいかにも浸透していて、理解されているようで、ほとんど進んでいない。

90年代のLGBTQ作品を見て、当時は、と思ったが、今も尚受け入れられていない人たちもいることに胸が痛む。

受け入れられずとも、同じ人間として、理解しようとしてくれれば、もっと生きやすくなるのに。

「多様な人々が共存する社会なんて
あんなの嘘っぱちだよ」

それが真の世の中を示している言葉だと思った。
rei

rei