とてもよい映画でした。
腹黒いキツネと呼ばれる成功者のおじいさんと、貧しい中でも父親と必死で家を買うという夢を果たそうとする少年の交流が見事。
おじいさんは腹黒いキツネになって、人を思いやる心を失ってしまったけど、少年の中にかつての自分を見出して導こうとするほのかな優しさに感動した。
おじいさんは時折辛辣な言葉を投げかけるけど、それはきっとおじいさんの中にもまだ人に対する希望が残っているからで…と、いろいろ考えてしまった。
ラストはとても素晴らしかった。そこまでの少年の過程を想像してまた感動。
出ている役者さん、全員よかった。少年役のバイルンインくんはさすが台湾の神童と呼ばれているだけあって、素晴らしい演技を披露してくれていた。
麦ちゃんが素敵!