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タタミ
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『タタミ』に投稿された感想・評価

第36回東京国際映画祭、審査員特別賞、最優秀女優賞をダブル受賞した傑作。カンヌ国際映画祭女優賞受賞したイラン系フランス人ザーラ・アミール・エブラヒミと、イスラエルのガイ・ナティーブ、イランとイスラエルにルーツを持つ監督が、共同監督をするのは世界初。そんな奇跡的な作品の描くには「柔道」。
イラン政府に棄権を指示された女性柔道選手とコーチの葛藤が、モノクロ映像で描かれた傑作です。

また、以下は【NewsPicksコラム】
映画祭でのQ&A及び受賞インタビューで、彼らが映画祭で何を語ったのかをぜひ読んで欲しい。

イランとイスラエル。映画『タタミ』で共同監督した2人は、なぜ「柔道」を描いたのか。
https://newspicks.com/news/9207173/
うわーすごい面白かった!タタミとは畳の事で、イスラムの柔道選手の物語。柔道の世界大会で、イランの女子が決勝に進めるが、棄権しろと国から恐喝される。最初はスポーツものかとテンション低かったが、途中から感情移入し過ぎて、最後の方では心から応援してしまった!

イスラエルと決勝で当たったらややこしいので、という政治的な理由と、そもそもミソジニー(女嫌い)で、「女のくせに」という男からの猛反発もあるんだろうな。イスラム社会の映画って絶対日本女性にウケると思う。ここまであからさまではなくても、女性は皆多かれ少なかれ似たような目に遭って来てるから、西洋社会より日本社会はイスラムに近い部分多いと思います(息子達の世代はむしろ女尊男卑だと言うけどね笑)

東京国際映画祭2023年 15本目
【一言で言うと】
「“重圧”に抗いし者」

[あらすじ]
ジョージアの首都トビリシで行われる柔道世界選手権にて、イラン代表として金メダルを狙うレイラ・ホセイラは、元代表としてコーチに立つマルヤム指揮下の元で着々と試合に勝ち進んでいた。しかし、イラン政府から決勝でイスラエル代表選手と対戦する可能性を避けるため、レイラに試合を棄権するよう指示されるのであった...。

第36回東京国際映画祭にて鑑賞。

パワフルかつスリリング。シンプルなタイトルからは想像もつかないようなエゲツない緊迫感が常に漂っており、終始手に汗握る展開に釘付けになったと同時に心底ゾッとした。これがリアルにあった話だという恐ろしさに…

『SKIN/スキン』にてレイシスト集団から脱退しようとする重厚かつ過酷な展開を映し出したガイ・ナティーブ監督だからこそ期待していたのもあるが、いやはやその期待を軽く越えるクオリティでただただ感嘆するばかり😌…前作に引き続き強大な“圧力”や“支配”から決死の覚悟で逃れようとする人間を真に迫ったテーマとして見事に映し出していましたね🤔...

とにかく“緊迫感”の表現があまりにも圧倒的かつ見事。序盤は柔道の試合に勝ち進めるかどうかという緊迫感を生み出しつつ、そこから徐々に国からの圧力という別格の緊迫感が芽生え出していき、その双方の緊迫感が絶妙なバランスで展開されていくあのドキドキ感というのが本当に凄かったしマジで怖かった。もはやスポーツマンシップ云々の屈辱に対する怒りが湧く以前に、“ここまでするのかよ(・・;)…”というイラン政府の権力濫用ぶりに狂気すら感じたほど。

そんな対戦相手と政府からの圧力に“攻撃”されながらも決勝に向けて駒を進めていくレイラの存在感はまさに真の柔道家だったし、どんな危機が降り掛かろうとも棄権して国内で“英雄”となる屈辱よりも、勝利を目指して勝ち進んでいく選択をした彼女はまさしく他の選手たちよりも遥かに立派で“強い”選手だと言えよう。

それから元選手でイラン代表の監督であるマルヤム監督もイラン体制側に付きながらも“葛藤”に苛まれるという人間性に溢れた存在感も流石で、彼女が体制側か選手側か果たしてどちらに思いを傾けるのか、その“選択”の行く末はまさに必見ですし、ある意味もう一人の主人公でしたね...

とにかく世界大会のスポーツにすら牙を剥くイラン政府の“権力”に恐怖すると同時に、それに対して果敢に立ち向かう“抵抗”が如何に大切かを教えてくれる、まさに“心を震わす”一本でした。

試合を勝ち進めていくにつれどんどん危険な状況が迫ってくる張り詰めた緊張感はまさに圧倒的でしたし、そんな脅しをかけるイラン政府に対しレイラがとある物を“剥ぎ取る”シーンは、まさに今作一番のハイライトシーンと言っても良いほど。思いっきり鳥肌が立ったし、あのカタルシスを味わう為にも是非とも今作を観るべきと言っても良いくらい。

今のところTIFFのコンペティションにて観客賞最有力候補として絶賛されている今作。抑圧と支配に抵抗する誉れ高き今作が日本で本公開される事を切に願います😔...

【補足】
Q&Aにてプロデューサー兼俳優のジェイミー・レイ・ニューマンさんが登壇。今作を制作するにあたりイランから亡命してきた俳優やスタッフなどがいたため、アメリカやイスラエル大使館の協力を得て極秘に敢行した裏話も強烈だが、中でも今作を何故モノクロで撮影したのかの理由で、「イラン国民である彼女の人生に色は無くて、白か黒でしか選択肢が無いから」という最高にブラックなメタファーが効いていると知りマジでゾクってしました(・・;)...

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