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ロボット・ドリームズのMALPASOのレビュー・感想・評価

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)
3.5
映画『ROBOT DREAMS』

アカデミー長編アニメーション・ノミネート

舞台は80年代のニューヨーク。動物たちが人間のように暮らしている。孤独を感じた主人公の犬は、1体のロボットを注文する。

全編セリフなし、レトロスペクティヴでオフビートなアニメ。ちょっと懐かしいニューヨークの風景が素敵。人間は出てこないけど。テレビ・ゲームが懐かしいピンポン。古い平面絵なんだけど、奥のあるものが動いているから、古く見えない古さがいい!

セントラル・パークでスティール・パン演奏してたり、ローラースケートで踊ったり、もちろんツイン・タワーも健在。12月に9月の思い出を歌う♪セプテンバーが印象的に使われる。
タクシー運転手がターバン巻いた象という登場する動物もニューヨークという街の比喩になっている。人間を様々な動物に置き換え、性別もはっきりと描いていない。主人公はロボットに愛情を感じ、現代の多様化社会を様々に置き換えている。四季を通してニューヨークを見せる。

レトロスペクティヴな感じは『アイアン・ジャイアント』を思い出す。この映画、BGVに欲しい。
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