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In the Land of Saints and Sinners(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

3.3
In the Land of Saints and Sinners 2023年作品
6.5/10
ロバート・ローレンツ監督
リーアム・ニーソン ケリー・コンドン
ジャック・グリーソン キアラン・ハインズ
コルム・ミーニイ
1974年ベルファストで子供を巻き込む爆弾テロを起こしたIRA(ケリー・コンドンら)の4人が
ドニゴールの田舎町の義理の妹の家に逃げ込む。
村には引退するつもりの殺し屋(ニーソン)がいて、テロリストが自分の姪である町の少女を虐待していたのを見つけて処分する。
残った3人と殺し屋が対決することになる。
監督の前作「マークスマン」も対して面白くなかったし
近年のリーアム・ニーソンの作品は「オーディナリー・ラブ/ありふれた愛の物語」
(これはまあまあ良かった)から先は碌な作品がなくて、ニコラス・ケイジよりも、
ブルース・ウィリス寄の俳優ポジションになっていた。
そんなわけで相当にハードルが低い状態でニーソン作品を騙されたと思って観ているので
本作は意外に良かった。
ニーソンという北アイルランド出身の俳優に、キアラン・ハインズとコルム・ミーニイと
いうアイルランド色の濃厚な役者を配して、アイルランドの緑の濃い風景がとても調和がとれていた。
マーティン・マクドナーのような詩情はないけれど、ニーソンと警官ハインズ(ニーソンの職業を知らない)の熟年の友情がとても良いシーンでずっと観ていたくなる。
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