#クラユカバ
新潟の映画祭以来2度目のクラユカバ鑑賞
前回と違い疲れがない状態で観れたのでより作品に対する理解度が上がりました
映像作品の監督業は「作品全体をどのような方向に持っていくのか」という、明確なビジョンがあるかどうかが大事だと感じていますが本作は塚原監督の独自の世界観が発揮されているので、作家性が確立されておりクラメカガリ同様にこの世界観をもっと観ていたいという気持ちに
映像表現にも独特な描写もあり、決して資本が潤沢ではないであろう中で、アニメーションとしての個性もありました
全体的に小規模制作感はありましたが初長編作品ながら約60分間駆け抜けて作品として見事に成立していました
ただ61分という時間の中に詰め込みすぎだと思う部分も多く、設定の羅列やキャラクターの説明が重なってしまい、作品を通して何が語りたかったのか、という点に関してはボクには伝わりづらいポイントも
ただ世界観とキャラクターに優れている印象なので物語方面に関しては回数を重ねていくことによりアップしていく予感がありますね
やはり単発映画よりもTVシリーズかそれに順じるようなOVA形式、あるいは配信シリーズ向きではないでしょうか