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アイアンクローのOSHOのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
3.7
現在は新日本プロレス社長、100年に1人の逸材ことプロレスラーの棚橋弘至さんとプロレス大好き芸人の有田哲平さんのトークイベント付きの先行上映会での鑑賞。

棚橋弘至さんと有田哲平さんのプロレストークも面白かったし、映画自体もなかなか良かったけど、日本ではこのプロレス映画は流行らないかも…
この映画で描かれている1980年代前半のアメリカプロレスってちょっとマニアすぎるから。

呪われた一族、エリック6兄弟。
長男ジャックJr.は幼少期に事故死
三男デビッドは来日時に腸が破裂して死亡
四男ケリーはNWA世界ヘビー級王者になったのち、バイクの事故で片足切断、その後、自殺
五男マイクはプロレスの試合中に負傷、その手術で脳にマヒが残る、その後、自殺
六男のクリスも21歳で自殺
次男のケビン・フォン・エリック以外はみな若い頃に亡くなっている。

このエリック兄弟の兄弟愛と夢と悲劇の真実を描いた映画。
(ストーリーをわかりやすくするためか六男クリスについては触れてなく5人兄弟という設定になっている)

私自身、1990年前後、全日本プロレスの三沢光晴、新日本プロレスの武藤敬司あたりが活躍してからの日本プロレスしか観てないので、正直、私でもちょっと置いていかれた感じでした。

とにかく1980年代前半のアメリカプロレスファンなら絶対にハマる映画。
映画館内も年輩層の男性客か8割という感じでした^^;

---------追伸----------
プロレスファンの間でも、今は(八百長ではなく)ブックはある…という認識なのに、この映画はブックのない世界観を描いている点がパラレルワールドのようで面白かった。

ちなみにブックとは、途中でどういう技を仕掛けるか、最終的にどちかが勝つかなどの簡単なあらすじのこと。
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