宇宙からの難民Xが人間に紛れ込んでいるという話が流布され疑心暗鬼になる人々を描いている。
Xと疑われる人物に上野樹里が好演している。目立った記事が書けずに燻っている中堅記者の笹に林遣都が演じているが、宝クジ売り場で働く上野樹里に近づくが…。
出だしはインベージョンものなのかと興味を持って見られたものの、明らかに嗜好の異なる作品で苦笑。
この難民Xは明らかに外国人などの多民族への偏見・差別を想起させる設定になっている事から何となく説教臭いなぁと思ってしまった。それを忘れさせる位のストーリーの転調が欲しかった。
終盤の取ってつけた感のある展開に再度苦笑させられてしまう始末だ。
そうは言っても共演も結構豪華で見応えがある作品だったね。
