人間の姿をして日常に紛れ込んだ惑星難民X疑惑のかかる女性と真実を探る記者をめぐるミステリーロマンスー。
第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の同名小説の実写映画化作品。
「惑星難民Xを探せ！！」
なかなかエグい作品。
何がってマスコミが…
人間に紛れている…という作中の設定通り、本作はロマンスの皮を被った恐るべき社会派作品。清く美しいマスゴミの世界を描いてくれてありがとう、と感謝しかない（笑）
まぁマスゴミといいつつ、彼らも馬鹿な人々の期待に応えてるだけなんだけどね。
作品としては個人的にはなかなか良かったと思う。ロマンスやラブストーリーだけを期待してると「おや？」と思っちゃうかもだけど、林遣都や台湾人の女の子を演じたファン・ペイチャも良かったし、キャスティング的にも見どころの多い作品ですよ。
特に上野樹里ちゃん（もはや“ちゃん”ではないな）が良かった。個人的には「スウィング・ガールズ」から応援しているので、今作のような枯れ‥いや、落ち着いた年上彼女姿が本当に感慨深い。
そういえば宇宙人関連だけど伊藤沙莉は出てきません（宇宙人のあいつ&探偵マリコを参照）笑
