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ある閉ざされた雪の山荘でのtackyのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
2.6
タイトルに騙されないで下さい。

閉ざされた空間のワンシチュエーション推理劇って出尽くしているので、あの手この手を使っているのだが、
元々閉ざされていないし、直ぐに逃げ出せるし、いや、なぜ逃げ出さないのか?という疑問と、最近不調の東野圭吾なので、開始30分でオチがわかってしまうし、後出し的な原因など、何でこの原作なのか?
きっと東野圭吾というだけで、あらかじめ観客が読めるからかも。
途中出てくるワンシチュエーションの傑作「そして誰もいなくなった。」とは、格が違いすぎる。

しかし、押し付けられた作品のわりには、演出は意外に良かったのが救われた。
ラストの舞台とカーテンコールには、それでもやっぱり生きていこうという希望が溢れていて、少し感動した。

しかし、堀田真由と西野七瀬は配役逆だろう!
それとよく考えたら、全ての諸悪の根源は一人だけで、他の人々は被害被りすぎ。こいつだけ許せないし、カーテンコールで殺されたら面白かった。そしたらもう1点入れたのに。
今時の贅沢な俳優陣が、とても勿体ないと思った。
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