二瓶ちゃん

ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版の二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

4.6
ヴィックをスクリーンで見たくなったのと、愛のファンタジーを映画館のサウンドで聞きたかったので鑑賞。デジタルリマスター版。40年ぶりの公開なんだとかで。

FINE FILMS、Gaumont。

2年ぶりに見れば、想像より夫婦の話にウエイトが割かれていたと思う。不倫がバレないためにわざと交通事故を起こしちゃう件とかは笑いながら見てた。あとその事態を解決するためのおばあちゃんとお母さんがコスメショップを襲う展開とか。

そう、青春モノではあるけど、コメディ要素が強めなんだと思う。ペネロプの妹がなぜかヴィックのお父さんを好きな設定も謎すぎて面白い。

肝心のヴィックについては、若々しく、可愛いのに、それでも恋には素直になれない女の子っていう感じが良すぎる。

まぁでもそんなにプラトニックを謳った作品でもなくて、すぐに大人になろうとする子供たちとしても描かれている。そしてマチューかと思いきや、すぐにぐらっとしてしまう複雑なお年頃をうまく描いている。

要所要所で印象的に愛のファンタジーのアレンジが流れる。

ラブームど真ん中世代が少ないのか、平日で世代の人はみんな仕事中なのか、マジお客さん居なかった。自分含めて四人。

ラブームとラブーム2を観た人から先着順で、非売品のポスター貰えたので、券は買って冒頭少しだけ見たが、別件の予定のため、劇場での再鑑賞は叶わず。遠くないうちにレンタルでチェックしたい。

心象風景の中のラブームよりきゅんきゅんはしなかったが、めくるめく展開の速さ、ソフィーの可愛さ、あとコメディとしての出来上がり具合、それを踏まえると、評価に変更なし。まぁでもやっぱりどんな映画でも初見の感動が一番大きいよね。