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DOGMAN ドッグマンのwanacoのネタバレレビュー・内容・結末

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ケイレブランドリージョーンズさんの演技が素晴らしすぎました!始めの振り返るシーン、『華麗なるギャッツビー』のレオナルドディカプリオさんに並ぶシーンだったなと。

サルマの登場シーンはとても輝いて見えたし、主人公ダグラスが救われたのがすごくよく伝わってきた。演劇のシーンが大好き!!そして会いに行くダグラスも切り抜きのセンスもとてもすき!!

幸せな気持ちの後に追い討ちをかけてくる、救われない主人公にDOG/GODはいつも最後に救ってくれる🐕
家族=犬、絶妙な距離感、目と目だけの会話の信頼感、馴れ合いがないのがすごくよかった。
救われない物語なのだけど、胸がえぐられるような感じが続いて立ち直れないということはなく、それは過去の回想だからなのか、ケイレブランドリージョーンズさんの巧みな演技力のおかげなのか、もう一度見たい!!と思える作品でした。

予告が勿体無いなと思っています。もっともっと魅力が伝えられるのでは?!と。
ダークヒーローなのかもしれないけれどそこにフォーカスするのとは違う味があるように思います。みんなに見てほしい!!


【追記】
少し時間を置いてみて…
主人公は褒められたことをしているわけでは無いけれど彼の背景を知ることで共感し、同情し、愛着が湧いて最後には応援したくなる。レオンのような存在なのかなと思いました。
終わり方も鑑賞者に推測されるような終わり方で、個人的には(DOG/GODは)彼の優しさだったのかなと解釈しました。

鑑賞後にパンフレットの解説を読んで、わからなかった部分や腑に落ちなかった部分がわかり更に魅了されました!
ダークヒーロー爆誕!!はオマージュがわかる映画好きの方には面白い裏設定の部分なんだと思いました。

黒髪おかっぱの女装姿美しすぎます!!そこからのメイクオフも美しすぎました!!
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