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DOGMAN ドッグマンのnoborushのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.3
DOGMAN ドッグマン 2023年作品
6.5/10
原題 DOGMAN
リュック・ベッソン監督脚本
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ 
ジョジョ・T・ビブス クリストファー・デナム 
クレメンス・シック ジョン・チャールズ・アギュラー
ギレイス・パルマ マリサ・ベレンソン
マイケル・ガーザ 
警察の事情聴取を受ける男。男の周りには異常な数の犬がいて、
男は女装をして、足が不自由だった。
家庭内暴力で犬小屋で育てられ、母親は家を出て、父親に銃で撃たれてしまう少年時代。
殆ど歩けない状態で、犬に囲まれながら何度か生きていく主人公。
「ニトラム/NITRAM」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ主演。
また主演作ができるとは思わなかった。ケイレブ・ランドリー・ジョーンズは
アクションは不向きと思っていたのでリュック・ベッソンの映画での起用は
意外だったが、ベッソンのコッテリとしたケレンたっぷりの現実離れした悲劇は
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズにあっていた。
生活のために女装してエディット・ピアフを歌う主人公は、やりすぎて
こっちが恥ずかしくなるくらいだが、ベッソンらしい。
作品の中心はあくまでジョーンズで、主人公が不幸な境遇をどう乗り越えるかが
総てでジョーンズに集中するあまり、他キャストに全く魅力を感じない。
ギャングと主人公の戦いもさほど新しさはない。
ベッソンの悲劇としては「グラン・ブルー」「レオン 」「ジャンヌ・ダルク」以来で
美しい話ではあるが、最初から結末がみえているようで、みていて辛い。
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