スミル

ぼくを葬る(おくる)のスミルのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
3.0
余命宣告を受けたロメイン。
助かる見込みは5%以下と聞き、生きることを諦めた。
そして、ひとつずつ生への執着を捨てていく。
しかし、自分を残したい衝動からソフィの提案を受け入れるようになる。完全に自分がこの世のなかから失くなってしまう事の恐怖。自分の分身を残すことに拘った事が、生への執着だったのか。
そして、ラストはとても素敵だった。音楽はない。ただ寄せては返す波の音が続く。
彼は海に帰っていった。
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