レユ

市子のレユのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.6
 2024年1発目の映画館での鑑賞。始まりからとんでもない映画でした。
予告を観た感じでは「ある男の」感じの設定で、ミステリ感の強い感じかなと思ってました。序盤はそのような感じで進んでいてそれはそれで楽しかったし、社会問題が絡んできた時点で大体の内容は予想されて、びっくりどんでん返しでは、私には思わなかったのですが、最後まで観ると感想が一気に変わりました。とんでもなく感情がぐらぐらになってしまいました。自分が今持っている感想。感情は正しいのか、感動して良かった!!となっている自分と、ダメだろどうしようもないだろ。と思う自分とで訳が分からなくなりました。
そして最後でもう訳わかんない。美しい。であっという間にエンドロールでした。
内容の見事な流れと演者の皆さまの凄まじい演技。特に杉咲花さんは皆さんおっしゃってますが、すさまじかったです。
ラストシーンは伝説ものだと思います。
安易な可哀そうだとか。とはいえダメだめろう。という意見では語れない
「市子」という人間を観た。それが自分の鑑賞後にすごく大きな余韻を残した。という映画。
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