杉咲花ちゃんの代表作になったのではないかと思います。たまに見せる笑顔がホッとするよりもつらくなりました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
とても壮絶なお話。だんだん月子もとい市子の謎が解けてくる。サスペンスチックな壮絶人間ドラマ。
お母さん役の中村ゆりよかったです。結構前から映画で何度も観てきましたが、一番インパクトありました。唯一の友達、キキ役の中田青渚、今泉力哉監督作、「街の上で」ぶりでした。顔は変わらないけれど、とても大人びた気がします。喋りかたはあどけないんだけど。花ちゃんが若すぎる（見た目が）のでしょうか。いろんなことを抱えている市子と対照的な明るくて前向きな女子でした。若葉くんとは再共演ですね。あまり絡みはないけど。
クライマックスはなぜあんなことになったのかしてしまったのか謎です。自分のことを知っている人を全て無くしたかったのでしょうか。ほころびはすでに施しようもないのに。とてもとてもつらすぎる境遇の中、市子が幸せと感じた瞬間は、キキちゃんと夢を叶えたいと思った時だけだったのでしょうか。少女時代、助けて仲良くなったクラスメイトの時もそうだったのでしょうか。その代償は大きすぎて普通に育ってきた友達たちには伝わらない、つらい。彼にも伝わらなかった、つらい。やはり、妹の最後のシーンがいちばん切なくてつらかった。つらいシーンが多すぎた。
