プロポーズされた翌日に突如姿を消した市子。彼女の身に何があったのか？
今年最後の鑑賞。今年も一年お世話になりました。今年はレビューを溜めすぎて書くのが億劫になった一年でもあり…。
10本以上レビュー出来ずに年末を迎えてしまったので、来年は鑑賞後すぐにレビューを書くのを目標にやっていきたいですね。
そして映画ですが…いや凄かった！市子の過去が、素性が明らかになっていくにつれ事の重さも判明していくのだけれど。
抗いきれない運命、変えようがない運命もあるのかもしれない…そんな複雑な気持ちにさせられてしまった。
ただ普通に生きたいだけなのに、それすら叶わない苦しさ。もはや自分の力ではどうにも出来ないもどかしさ。
夢を持ってもそれが許されるのは一瞬だけとか辛すぎる。普通の家庭に生まれたことがどんなにありがたいことか身に沁みましたね。
最近よく親ガチャという言葉を耳にするけど、今は甘えだとしか思えない。
ジタバタする蝉のように、市子も悪あがきしてでも生きてほしい。
雨にうたれる市子と、母親の「市子、ありがとう」の言葉の重さが忘れられません。
