柏エシディシ

ファルファン 路地裏からの栄光の柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
新宿K'sシネマさんペルー映画祭にて。
日本のサッカーファンには、シャルケ時代内田篤人の右サイドの相棒としてお馴染みペルー代表ファルファンの伝記映画。
貧民街で育った少年のサクセスストーリーとしては、言ってしまえば定型の枠は出てはこない。世界中どこにでもあるよう話の中、ファルファンはどうして成功出来たのか?サッカープレーヤーとしてどこが特別であったのか?その点の掘り下げも甘く、そこは映画として物足りない。
…なんて斜に構えて観ていても、負傷によるキャリアの危機からの復活、ワールドカップ出場の流れには、まんまと胸が熱くなってしまった。
どこにでもある物語。しかし、それを成し遂げるのは、やはり稀なことであると改めて思い至る。
ペルーの街並みをとらえた空撮のショットが印象的。もっとペルーの文化や気質を感じられるシーンがあったら良いのに、と思った。
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