岩浪れんじのコミックの実写化作品。大阪にある昭和レトロな安アパートの住人たちを取り巻く人間模様を描いた群像劇風ドラマ。
ポスターの人たちとそこに書いてある「いろいろあるけど、まぁいいか。」の文字があまりにも魅力的で吸い寄せられるように観他のだけど、どうやらその感覚に間違いは無かったらしく、隠れた良作を感じる作品だった。
ゆる〜く楽しめる作品。ストーリーやオチで楽しむ作品ではないが、人情噺的な魅力もあり、他人との関係が軽薄になった現在だからこそさササるのかもしれない。
各登場人物毎の魅力も素晴らしく、胡散臭い人怪しい人訳アリの人‥この人たちのやってる事が鑑賞後もめっちゃジワってくる(笑)
演じた役者もいい、色気を100%封印したやる気ナッシングの馬場ふみか、最近は色気全開(?)の東出昌大、そして安定の笹野高史さん。そしてブルゾンちえみさん…(彼女のキャラには本当に笑わせてもらった)
名作!や年間ベスト!って感じではないけど、これぞ邦画という魅力がありました。個人的にはオススメしたい作品です。