【その男は戦争を起こす悪魔であり先導者であり、英雄だった】
○その男は英雄なのか。
●それとも悪魔なのか。
◇彼はヨーロッパ中を引っ掻きまわし
◆征服者となり皇帝になったのだ
★名台詞
ナポレオン『I find the crown that had fallen into the drain will be picked up on my head.』
(ドブに落ちていた王冠を我が頭上に授ける)
皇帝かっこいい!!
★評価
《脚本》◯
《演技》◎
《音楽》◯
《撮影》◎
《衣装》◎
《芸術》◯
★感情移入
《泣》-
《感動》◯
《笑い》-
《ハラハラ度》◯
★全体感想
今年は子どもが産まれるというニュースから、なかなか育児に追われて映画館に行けなかったけど、お時間を奥さんに頂戴して今年最後の映画納め見に行きました!
いやー、フランス歴史好きなんだけど、ホアキン・フェニックスの演技力が凄まじすぎてとっても良かった!
リドリースコット監督はよくもまぁ2時間半ちょっとの映画にまとめたもんだ!
でも一番好きなシーンが本当にコンパクトにまとめすぎていて、ナポレオンの歴史が好きな方には物足りなさを感じる。
どうせなら三部作にまとめて、
エピソード1 誕生から戦争まで
エピソード2 戦争から皇帝になるまで
エピソード3 没落、、、そして死まで
をやって欲しかったなぁ。
もっとやって欲しいことは多かったけど、歴史を知らない人が導入部分として鑑賞するのも良いかもしれない。
世界史を知らなければ退屈になってしまうけどもね。
ホアキン・フェニックスがこんなにもハマり役なのはなんでなんだろうなぁ。
他にも適任はいたと思うけど彼を選んだ理由はジョーカーで演じたホアキン・フェニックスが狂気じみていたのが素晴らしかった所以か。
ただ、少々退屈なシーンが多いので、寝てしまう人もいたのは事実。
ただ、戦争シーンは必見であり、ナポレオンの生き様を見事に演じきったホアキン・フェニックスに賛辞を送りたい。
★印象に残ったシーン
・ナポレオンの戦争
・ピラミッドのシーン
・トゥーロン包囲戦
・モスクワ遠征
・ワーテルローの戦い
・ジェセフィーヌとの絡み
★ホアキン・フェニックス演じる狂気じみたナポレオン
彼が優れていたのはナポレオンという狂気じみた存在でいて、特異な精神性を見事に捉えているところだ。
声も演技もなんでこんなに魅了されるのだろうか。
撮影中もどんどん進化しているとリドリースコットも絶賛しているからなぁ。
気難しい俳優だが、これからも色んな作品で彼の演技を見たいと思う。