せいけ

闇を横切れのせいけのレビュー・感想・評価

闇を横切れ(1959年製作の映画)
4.8
息つく間もなく面白い
地方都市と悪の権力にまつわる話
オープニングと人物設定からしてどこに行き着く話か大体分かる話だけど、映画の面白さは結果ではなく、過程だと声高に叫ばんばかりに、ひたすら前に前に話が進んでいく
この取材の過程が本当に面白い、増村節炸裂のキレのいいセリフ回しにどんどん魅せられる
増村にしてみれば説明セリフだって見どころあるシーンに仕立て上げる
今ここでアクションを起こす俳優とセリフを信じ切った作劇に魅せられた