まりも

ダンサー イン Parisのまりものレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.7
最近、久しぶりにダンス熱(自分が踊る方)が高まっていたので、その勢いで鑑賞。自分がやってるのはバレエをベースにしたjazzダンスですが。。

さすがダンスシーンはすごい。
バレエはとてもじゃないがやっぱり人間の何かを超越してる感あるわ。

コンテンポラリーは身体全体を使ってて、人間の自然な感じがしていて、自由で良い。
作中でも言われたかもだがバレエの作り込まれた美しさと、コンテンポラリーのある種人間の身体の振る舞いにある程度任せる、ナチュラルな動きは好対照。

展開は大分わかりやすく、どんでん返し的なものはないけれど、登場人物の個性も強く、ダンスっていいよねぇーーという気持ちにもなれて、晴れやかな作品だった!

ただ、邦題が残念。。フランス語原語では、「En corps」。。「肉体の中で」的な前置詞も含めて深みのあるタイトルなんだけど、それが微塵も感じられない。。😭
まぁ確かに、仮に肉体がどうのってタイトルじゃ、全然引きがないのかもしれないけど、比較的受け取る内容を左右する感じもしていてもったいないなぁ、と思ってしまいました。(タイトルカットで、おや。。?と思った)

改めてフランス語のタイトルから考えると、バレエがHors des corps(肉体の外)みたいな感覚があって、コンテンポラリーはより肉体の中に入っていく、体に集中するというのでEn corpsかなぁとか思ったりして。

そのへんはあったけど、ちょっとかわいそうなヤンとか、女傑(?!)サブリナ、ブルターニュのままんとか取り巻く人たちが、なんというかフランスっぽくて愛しくなりました!(偏見。。?!)
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