さちえ

パラダイス 人生の値段のさちえのレビュー・感想・評価

パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)
3.5
ドイツ産のディストピア映画
医療の発展により、体質が適合する者との間なら寿命をやり取りできるようになった世界
主人公は寿命の売買を取り扱う独占企業の社員で、貧しい人達から数百年分の寿命を買い上げる契約を成立させてきたヤリ手の営業マン

成績優秀で社内では賞を受賞、美しい妻に新しいマンション、順風満帆な日々を送っていた主人公だが、ある日身に覚えのない自宅の火災により多額の負債返済を迫られる
その負債の担保となっていたのが妻の寿命40年、他にかえすあてもなく、妻は一晩で老婆となってしまうのであった…😵

ブラック・ミラーや世にも奇妙な物語が好きな人にウケそうな映画でした✨
ラストが読めなかったのでわりと最後までドキドキしながら観られます😃
設定自体が面白いのに、映画の大半が主人公と妻の逃亡シーンとなってしまったのが少し残念


こんな技術ができてしまったら即法律で禁止しないと、とんでもないことになるのは確実……だけど…臓器売買だの代理出産だのが行われてる今の世界を考えると、こんな技術が発明された時点で飛びつくセレブが大量発生して、更にそれをマスコミが美談として記事にして、寿命売買素晴らしい❗みたいな論調に持ってかれちゃうのかもしれないなぁ…はぁ、やだやだ🥲

実際にあったら絶対嫌だけど、映画としては続編があったら是非観てみたいと思います🌸
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