田舎のばあちゃん家に預けられた姉弟が、何でも言うことを聞く精霊グラットを召喚したら、ばあちゃんに取り憑いちゃってさぁ、大変なブラック・コメディ。
「仕事をくれ」の声に応えて命令を出せればいいが、仕事がないと凶暴化するグラットばあちゃんの怪演がそれはそれは面白いのだが、姉弟、知事、環境活動家、グラットを欲しがる組織の群像劇にまとまりがなく、不要なターンチェンジを重ねた結果、本筋がわかりづらくなってしまったのが残念。
「ノベンバー」にも登場したエストニアの精霊グラットの新たな一面が見れたのは嬉しい。