どの作品を見ても、まずは低予算で映画を作ることがどれだけ大変なのかがひしひしと伝わってくる。
1作目は映画館の大スクリーンではとても見ていられないようなアマチュア作品だったが、2作目からようやく"映画"をなんとか楽しむことができた。
そして、この作品郡の中では3作目のまえだまえだ弟の演技が抜群に良かった。
「エモい」という言葉に頼ったような映画が少なくとも個人的には苦手だから、4作品中で唯一そこから逸脱していた『ツチノコの蒲焼』は意欲作として良かった気がする。
1作目を除けば、2-4作目は悪くは無いが特段良いとも思わない凡庸な作品だった。
ただし、私は映画を何とか作り上げたいと一生懸命奔走する若者たちをリスペクトしているから、どうかこの劣悪な映画業界で生き延びて1本でも誰かの心に残る作品を今後生み出して欲しいと思った。
