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哀れなるものたちのjincubusのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
“クルエラ”や数々の有名映画のエマ・ストーンの新作、怪演がバチバチ光る歪んだ世界をさらに歪曲して真実を描いたようなそんな物語🎥
エマ・ストーン演じる“サラ”の自殺からこの不協和音に塗れた物語は始まる…
愛情深くサイコパスなゴッドに蘇生されたサラは実はサラではなくて母親の死体にサラの脳みそを移植された状態だった。
サラの母親がサラを身ごもったまま橋から飛び降りていたのだったってオチなのだけれどここは知った状態で見てった方がこの気持ち悪くて偏屈な映画は楽しめます🍿
もうね、不協和音のBGMとまだ色(知識)を知らない赤ちゃん脳みそのサラの見てる世界はモノクロで表現され
少しづつ知識を得ては成長していくのだけれど
やはり“性の目覚め”が彼女の冒険心と道徳観念、そして抑えきれない興味を刺激し始め(カラーに変わる)
敬愛するゴッドの元から彼女はすけこましの弁護士と駆け落ちしてしまう
結果的にこの駆け落ちで彼女は広い世界を見るのと多くの知識を得て
りっぱな淑女となるのだが…
んーずっと気持ち悪い笑
スタートからゴッドは顔中つぎはぎだらけのフランケンシュタインだしペッドは鶏犬(アヒルの頭が着いた犬)と犬鳥(ブルドックの顔したアヒル?)のキメラ達だし
食事中と性的な描写が強い(性器も普通に出てくる)ため見るタイミングは選ぶべし映画ですね笑
終わり方はそっちかぁって肩透かしはあったもののこれでいいのかも。笑
世界を歪曲して揶揄した作品を見てみたい?
天才の描くリアルな世界はこうなのかもしれない。
どうぞご覧あれ🎶
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