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哀れなるものたちのおののレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
自殺した女性の身体に赤ちゃんの脳を移植するSFヒューマン映画。原作はスコットランドの作家アラスター・グレイの小説。とても面白かった。ちょっとフランケンシュタインっぽい。そして演出、衣装が美しい。
最近の映画のバービーが女性の社会進出/役割に関するフェミニズム映画だとすると、こちらは女性の性的自由/身体の自己決定権に関するフェミニズム映画という感じだった。そのため性的なシーン多い。
本の出版が1992年ということを考えると、物議をかもす作品だったのではと思うけどそれを元にした映画がまだこんなに話題になるというのがなんとも皮肉。(演出や演技がすごいのもあるが)
にしてもゴッドの脳はあの伯爵に移植するんだとばかり思ってた。
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