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哀れなるものたちのMのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

『ロブスター』『女王陛下のお気に入り』に続きヨルゴス監督3作目鑑賞

非常にわかりやすい女性解放の物語

相変わらず画が美しく、特に今回は明るい色調が多く、分かりやすくお洒落。

奇抜な設定と性行為の場面に驚きつつ、監督にしては非常にオチが分かりやすかった。
正直な所、美しい身体と顔を持ち、高名で金持ちの医者の娘扱いになり、その上での冒険というのにイラッときた部分はある。

性の売り買いについてはタッチせず、あくまで女性(性産業に従事する必要が無い階層の)個人の性の自由を追求しているので、スケールは小さい。が、丁寧さと画面の映えで分かりにくくなってるイメージ。

ベラが美しくなかったらあのオチには辿りつかないと思うと、解放の話と言えど皮肉。
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