【my映画館2023 #49】
“適当に、よろしく。”
»芸能界を引退した元アイドルの女性は、幸せに向かって一般企業で働き出し恋活も順調だったある日、突然身体が出勤への拒否反応を示し、やがて仕事を辞めて無収入になった彼女は、56歳のサラリーマンの一軒家に居候することとなる。
はい、これは世間的な幸せのイメージに囚われてる人への、優しき別れの曲の余韻で見終えましたね…淡々と進む展開ですが、多様な価値観がある今、見ておきたいかも。
そう、元アイドルという肩書きもあり、いつの間にか成功や結婚が幸せへと繋がると思い込んだ主人公…いわゆるバリキャリで負け組になりたくなくて頑張る面々も同じで、頑張り続けれる強さや器用さがあればいいですけどね。
うん、焦りは禁物で、それで精神を病んだら厄介ですから…何がバズってトレンドになるか分からない現在だし、余裕は持ちたいかも。
にしても、テキトーと適当は全く違うし、孤独をお一人様と捉えられるか…過去は過去として、柔軟に生きたいもんですが。
なお、俳優陣では、まずは深川麻衣…元アイドルってことで、葛藤や闇をいい感じに見せてます。
井浦新…『福田村事件』とは全く違うユルい役でもお見事。
松浦りょう…前作とは真逆の演技でお見事。
さらには、柳ゆり菜を筆頭に、森高愛に猪塚健太らのサポートも良き。
