のこ

愛にイナズマののこのレビュー・感想・評価

愛にイナズマ(2023年製作の映画)
5.0
消えた女~消せない男へ💘
タイトル変更に!
後半から父親(佐藤浩市)の深い愛に心が沁みます😊

“アフターコロナ”の世界が舞台~
期待以上に面白くって こんなに受けてしまったのは
久しぶりで楽しい140分😊 

★ムカつく前半~
新人監督折村花子(松岡茉優)をいびり倒して 
脚本まで横取り⚡
助監督荒川(三浦貴大)と無責任な原プロデューサー(MEGUMI)がクソ!!!
1500万円もきっと二人で山分けしたんでしょう~⚡⚡

子供の頃から映画監督を夢見て 自分の家族のことを
「消えた女」のタイトルで真実を描きたかった花子ですが~
偶然の出来事 運命的なこともあるという花子に対して
助監督荒川は 理由と意味がないと全てなりたたない
君は若いから 経験がないから~と
花子に上から目線 今までのやり方でやってもらわないと困ると全てに突っかかってくる⚡

最初は、新人監督の花子は 理不尽な世界に正面からぶつかれなかったが~次第に自分の意見を言えるようになって行く!

松岡茉優自身もこの役を自分のスキルではやりきれる自信がなかったそうですが~
石井組初参戦の松岡は 花子の叫びが、全部私が知ってる気持ち~彼女の気持ちを私が代弁させてもらいたいと
彼女の意気込みを読んで感動!! 
松岡茉優の成長した姿を是非ご覧ください。

★笑のツボに嵌った中盤~
真実を求めていく花子と偶然出会った空気は読めないがナチュラルな魅力の正夫(窪田正孝)
コロナ禍で~
外で飲んでる男性二人にひとりの男子学生が注意している! 喧嘩になりそうで~
たまたま通りがかった正夫は仲介に!
反対に顔を殴られてマスクは真っ赤! 
近くのバーに立ち寄る正夫~そこに花子がひとり飲んでいた🍷
血で染まったマスク 心配した花子~
二人は運命的な出会いを~
(バーテンダー芹澤興人の~二人の反撃決意と恋の行方を見守る姿が印象的!😊)

花子と一緒に 10年以上音信普通の花子の家族 
父(佐藤浩市)と長男(池松壮介)次男(若葉竜二)と
会うことに

正夫は食肉解体業の仕事をして
毎日 東京では百頭の牛が死んでここへ運ばれて来る
そんなことなんて~だれも考えもしないことだけど~
みんなに色々言われたアベノマスクをしながら 
500億円?もかけて~忘れられてしまうマスク!

窪田の雲のような役、不思議な魅力に惹きつけられながら~石井監督とは初
メッセージがちりばめられた脚本!
それが日ごろ自分が疑問に感じていたことと一致して 
燃える何かを感じたという 
松岡と窪田のW主演~ 素晴らしかったです😊

また長男役の池松壮亮が~ 
背伸びしている長男役をユニークに表現していてw

妻がいなくなって
次男と父親がカトリック信者に
家族でお食事時の空気感も面白く~信者の二人のお祈りと信者でない長男と花子の違和感ありながらも 
見守る表情 そのシーンが何かユニークだった。

イナズマのような激しい前半!
中盤~母親がいなくなった 家族の深い闇を
真実を聞きたい花子の思いを~
父親が子供たちを傷つけたくなく 一生懸命自分だけで
処理していたことが だんだん紐解かれて行く~

父親の深い愛 離れてた距離も~次第に家族の愛に~
人間の本質をついた 体にイナズマが走る~
胸熱くなった作品でした。
赤をどこかに取り入れたい花子の拘りにも面白さが!
父、長男、次男が赤着てたのには笑いが止まらなかった(笑)

父親役の佐藤浩市の存在感ある演技は素晴らしく
松岡茉優の~こんなに演技ができる俳優に~大拍手😊

2023 10月27日 イオンモゾ
のこ

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