ドラキュラ／デメテル号最期の航海 2023年作品
原題 The Last Voyage of the Demeter
6/10
アンドレ・ウーヴレダル監督
コーリー・ホーキンス リーアム・カニンガム
デヴィッド・ダストマルチャン アイスリング・フランシオシ
不ラム・ストーカーのドラキュラでルーマニアからイギリスに船便で
ドラキュラが輸送されたところを取り出して映画化。視点は面白い。
ジャンル愛あふれるウーヴレダル監督のコウモリを強調した
吸血鬼の造形でなかなか良くできている。
主役はコーリー・ホーキンス。ウォーキング・デッドのヒース役で
2015年から23016年までの6エピソードしか出ていないが、何故か
顔は覚えていた。
船長役はリーアム・カニンガム。
次の船長を任されているのがデヴィッド・ダストマルチャンで、
最近観たThe Boogeyman (2023)のように、基本的になんとなく
特異なキャラクターを演じることが多いと思うが、本作では
とてもまともな役で拍子抜けした。
ブラム・ストーカーの原作に縛られてしまって話は窮屈だった。
ウーヴレダル監督にはジェーン・ドゥの解剖のような、オリジナルな
作品を期待してしまう。
ただドラキュラに噛まれた人が自然発火するのは美しい。
｢ニア・ダーク/月夜の出来事｣を思い出した。
