美食を極め芸術の域に高めたドダンと、彼のメニューを完璧に作り上げる料理人ウージェニー。二人の極上料理は人々を驚かせ、ついにはユーラシア皇太子の晩餐会に招かれる。贅を凝らしただけの大量な料理にうんざりしたドダンは皇太子を招き返し、シンプルな家庭料理「ポトフ」で料理の真髄を示そうと考えるが、ウージェニーが倒れてしまう…
なんて美味しそうなお料理達でしょう…！息の合ったチームが手際良く午餐会の料理を次々と生み出してゆく。たっぷりのお野菜、柔らかく煮たお魚、丁寧にローストしたお肉、美味しそうなクリーム…！ヨダレとトキメキが止まらない。テリテリの丸鳥はああやって食べるのね！いいな〜…！！！
調理音はもちろん、鳥のさえずりや木々の音、薪の爆ぜる音、ちょっとした自然音が作品をより薫り高く。そういえば音楽がなかったと気づく頃には、エンドロールのピアノが優しく沁みる…ちょっとクドい詩的な台詞も好き。
