【続く日々、音楽は寄り添う】
ジャンル：日常系ループモノ
当たり前だと思っている日々は、毎日ほんの少しずつ違っていて、同じ日なんて一度だってない。同じ時間に起きて、同じルーティーンで、同じ職場へ向かう。ほんの少し何かが違うだけで、喜怒哀楽はゆれる。晴れた日の木漏れ日は爛々とゆらめき、曇り空はフィルムさえも焼かない。
穏やかに生きたい、幸せの中を揺蕩っていたい、でも人間なのだから激情もある、雨に打たれれば川へ流れる、重ねればきっと濃く刻まれる。
今度は今度、今は今。今日は昨日になるから、つま先の向く方角へ進むだけ。ドアを開ける、空を見上げる、今日もいい日であるように。
いつもの調子で書くつもりだったのですが、書き始めると作品の抒情性に当てられたのか、だいぶと違うバイブスになりました。それもまた人生。
野暮ったいことは言いたくない作品ですが、とあるシーンで意図が汲み取れないリップシンクのズレがあり、どうしても気になってしまったので、10のうち8っすかね、くらいの評価に落ち着きました。
余談
読み応えがあるパンフレットなので、作品を気に入った方は是非。内容もさることながら、１ページ目から仕掛けてくれてます。
