古澤監督の新作2本が「なんてこった異次元映画セレクション」という魅力しかないイベントにて公開されてっからば気合い入れて観てきたぞ！
ボロアパートに幼い娘とふたりで暮らすヤスコは生活の為に風俗で働くことにしたぞ！そんなふたりの母娘をストーキングするニートな隣人は、ある日ふたりが事件に巻き込まれていることを知り行動を起こすが……って話
そうね、かつてはメジャーで、なんてこった……っつ〜駄作を連投し、マシンボーイのミューズ葵ちゃんも「恋と嘘」っつ〜糞映画でその毒牙にかかった、駄作製造機古澤監督ながら……
近年はピンク映画に挑戦し、それがどうしてなかなか、なんてこった！っつ〜素晴らしい作品ばかりでしてね！みるみるうちにマシンボーイの信頼を得てしまったわけなんですが
むむむむむ……ピンク映画よりも予算が無さそうな超インディーズ映画な本作は？映画館で観て良かった〜、家で観てたら途中で意味わからんしゲンナリするしで集中力もたなそうやが、映画館で観たからばこそ、なんてこった！さすが古澤監督キレキレやなぁ！なんて、楽しんで観れた気がする〜
よく大作ファンタジーとかスペクタクルアクションやと映画館で観るべき映画なんて言われるけど、こういう地味で暗い映画こそ集中できる映画館で観るべきだよなぁ！
とはいえ本作は企画も脚本も古澤監督では無いんよね！うん、主演女優の小原徳子さんが脚本を書いて、同じくW主演のストーカー男を演じた大山大さんがプロデュースで、古澤監督にオファーしたらしいんよね！
だから演出の不穏さや難解さは古澤監督の技ながら、このイカれポンチしか出てこない禍々しい物語が古澤監督ではなく、美しい小原徳子さんの脳内で醸造されたものと思うとマシンボーイのゾクゾクはさらに濃縮還元よ！
ちなみに劇中の小原徳子さん観ている時は岡本夏美ちゃんを野暮ったくした感じやな、思っていたが、舞台挨拶で御本人登場すっと野暮ったいどころか美人過ぎてまともに観れんかったわぁ、さすが女優
あ、でも主演女優の御本人登場や、同じく登壇した古澤監督よりも、客席にいた佐藤佐吉さんにマシンボーイはドキドキしたよね！佐藤佐吉先生！大ファンです！とはシャイなマシンボーイは声かける勇気無かったけど……
まぁとりあえず前述した通り、本作のメインキャラは総じてちょっと頭がおかしく(幼い娘ちゃん以外)、イカれポンチ達の醸す不穏な空気はまぢヒリヒリで今にも最悪な事態になりそうなシーンが散々ミルフィーユした後の唐突に訪れる呆気ないエンドロールに、まぢ詫び寂び！なったからば、みんなもその和の美意識に心を委ねて鑑賞してくれよね！オススメ〜、苦手なトリウッドで頑張って観たかいはあった！ってなもんです
