ss

首のssのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃ楽しみにしていた作品。

いやー好きだった。笑った。
兎にも角にも出演陣最高だよ。
渋い。みんな好きだ。

2回観に行ったんだけど、本当に好きなテイストだった。
生きるも死ぬも滑稽で、死が良くも悪くも軽い。
どうしても歴史物になると仰々しくなってしまいがちなのを覆してくれたんじゃないだろうか。
学生時代、歴史を勉強していてもどうしても武将や国を動かす側の気持ちに感情移入できず、(というか勉学なのだから感情移入する必要などない)米一揆とか、農民や平民の動きに心動かされ、そちら側の世界が気になって仕方なかった。
幕府が開かれた時、一般市民の生活はどうだったんだろう?本当にそんなことばかり気になっていた。
授業中、先生の進行を止めてまで質問することもあったくらい😂

だからこそ、中村獅童や木村裕一の役回りが私にとって、映画を観る上ですごくキーマンになっていたと思う。
なんだか私に寄り添ってもらえてるような感覚すらした。

権力を振りかざす上での、マチズモの世界というのも側から見ていて、うわぁ〜って感じで良かった。
そんな中、あまりにもあっけない死できょとんからのクスッとか、笑ってはいけないかもしれないけど笑っちゃう。というのが満載で…!
2回観たうちの片方の劇場は笑い声とかも、ほとんど聞こえず「あれ?!笑ってるの自分たちだけ??え、これ笑ったら不謹慎なやつ??」と自問し始めたら余計可笑しくなっちゃって、ラストでも笑い声ちょっと響いてしまったかもしれない。

トリオの3人はずーっとアドリブでコントしてるような感じで、好きだったー!

2023/11/26
ss

ss