ムック829

首のムック829のレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.7
もしも戦国武将がこうだったら?を本能寺の変を中心に描いた映画。

うーん微妙だった。皮肉の効いたラストシーンは嫌いじゃないけど、おふざけとシリアスに振り回されて微妙だった。
全員が真面目にやった上でコミカルなら分かるんですけどね。ガチ演技組とおふざけ組が混在してるから困惑してしまう。
噂通り首が飛びまくるけれど、マジマジと映るシーンはほぼないのでグロさは感じなかった。

家康が影武者をすり替えまくるのは面白かった。写真もない時代ですからね、実物を見たことのない人も多いだろうし、そりゃわからんよねと。
加瀬亮のブチギレ演技も良かった。血管が切れそうなほどのメンチの切りっぷり。こんな演技も出来るのかと驚いた。北野武はただのビートたけしだった。

裏切りが常の戦国の世をコミカルかつ皮肉たっぷりに描いた映画でした。
ムック829

ムック829