Aix

私がやりましたのAixのレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
3.4
8人の女たちやSummer of 85などで知られるフランソワオゾンの作品。有名映画プロデューサーが殺され、新人女優が犯人として疑われる話。

今年入って2本目のフランソワオゾンであり、3本目のイザベルユペール出演作の鑑賞でしたが、見事につまらなかったです。今作は低予算で安っぽいセットだし、演技が臭いし、脚本に無理があるし、オチが見えているし、とにかく中身がない作品でした。もちろんフェミニズムを描いていることは理解出来る上に、そういうジャンルも好みなんだけど、逆に今作はアンチフェミニズムになるような傲慢さが見え隠れてしていた気がします。コメディも滑っていたし、全体的に悪い意味で馬鹿げていました。一応サイレントからトーキーに移り変わった時代がメインの今作ですが、数日前にチャゼルのバビロンを見ていたからか余計に鼻についたのが否めません。唯一、オゾンが敬愛するファスビンダーのペトラフォンカントの苦い涙と、マリーアントワネットを足してマリーアントワネットの苦い涙とかいうふざけた映画が作中で作られていたのは笑えましたが。。。
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