磨

バッド・デイ・ドライブの磨のレビュー・感想・評価

バッド・デイ・ドライブ(2023年製作の映画)
3.5
ビジネスマンが正体不明の爆弾魔に狙われ、子供2人と悪夢のドライブに出掛ける事になるノンストップ・サスペンス。
2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」のリメイク作品。

いつもの如く概要を知らずに鑑賞したので、冒頭2分ほどで「あれ?既視感???」と気付く。そもそも『スピード』以降頻繁に使われるネタだけにそれもあるのだが、“子供2人。同僚。怪我。”少なくとも韓国作品とは全く同じ。割と記憶に残ってる作品だけに、違いを楽しみつつ鑑賞。

簡潔にいうと、様々な違いはあるものの緊迫感ある前半から中盤以降のグダグダ感、そしてラストの「うーん‥」感までよく再現するとは(笑)

リーアムさんの演技はgood。稀代のアクション俳優だったリーアムさんも近年ではさすがに衰えを隠しきれなくなってきているが、それを逆手に取ったような“動いちゃダメ”という設定は氏の為にあるようなモノか。

何にしても結局どのリメイクをみても穴の多い作品なのだが、車×爆弾がキラーワードなのかそれなりに楽しめるのが良いところ。


そして金融マンな富裕層な主役となる作品で彼らが運転するのが(&爆弾を仕掛けられる車)、ドイツが舞台の本作が《メルセデスGLS》、韓国を舞台した「ハード・ヒット/発信制限」が《ヒョンデGV80》ー。
なるほど、もし日本でもリメイクされるならやはり《レクサスRX》かなぁ??
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