ほっこり映画だった。勝ち負けが勝負じゃないとは言うけど、心の中では誰かにライバル意識があったり一番でいたいという競争心が強い自分には凄く説教をされたように感じた。私はサッカーについてあまり知らないし、ワールドカップも「あー、なんかやってるなー」ぐらいのテンションでみてたけど、数多くある試合の中でこんなにハートフルなことがあったなんて…。あと、サモアの人たちが主人公のトーマスがキレて口論になっても、“あなた”は幸せなのですか？と個人の幸福を心配するところも温かくて良かった。
マイナス点をあげるとすると、この映画は全体的にチープな感じで映像は正直映画館で観なくてもいいかなーといった感想。タイカ・ワイティティ監督の代表作「ジョジョラビット」のような作品を期待すると悪い意味でギャップがある。
