《ミッシング》
愛する娘の突然の失踪。理不尽な喪失に"折り合い"を付けて行く夫婦の痛ましさ。無神経な報道、匿名のSNS。周囲を疑いつつも藁にもすがる想いは"空白"の続編という監督の意図は強烈。時折入る"緊張の中の笑い"が極度に緊張張り詰め非現実になりかけのたドラマ的な所から観るものを、当事者さえも"現実"に引き戻す作用があり妙にリアル。
港区女子の上品な石原さとみさんを足立区のヤンママに浄化させるお話しや、誰もが持つ悪意性、緊張の中の笑い、ユーロやケイズ的な作品にしたかったなど、吉田監督要素全部出しのサービス満点のトークも善きでした
