Fumi

地球は優しいウソでまわってるのFumiのレビュー・感想・評価

4.2
大人の恋にはウソがある、ある女流作家の罪と罰のニコールホルフセナー監督脚本作品。

パートナーや子供に対して本音ではなく嘘をついてしまうことは必ずしも悪いことではないけれど本人からすれば理不尽に思うことってあるよなぁという今まで描かれていそうでいなかった人間関係の側面に焦点を当てているのがとても面白い。
相手の才能や可能性を否定したくないからこそ本当はイマイチだと思うことも肯定してしまうというのはよくあること。

なんでも子供に褒めた結果「本当は大したことなかったのにママがすごいっていうから自信満々でやったら学校で大恥かいた」と子供が親に言うシーンは切なすぎたけど、そういうこともあるのか…と妙に納得した。

自分の場合は夫が何もかも褒めるタイプだからなんで本音言ってくれないの?と思うことが多いのでとても身に覚えのあるストーリーだった

NY舞台の都会的な作品で、文芸系の人たちの話というのも好みだった
Fumi

Fumi