ふらぴこ

パッセージのふらぴこのレビュー・感想・評価

パッセージ(2023年製作の映画)
3.3
トニー・レオンのマスタークラス、ロシアの「エア」、そしてこれが東京国際映画祭3本目。
フランツ・ロゴフスキ、ベン・ウィショー、アデル・エグザルコプロスが主演。役者の力で引っ張れたのだけど、フランツ・ロゴフスキ演じる主人公が、超絶自己中メンヘラバイセクシュアル。こいつがどうにもこうにも腹立たしすぎて、後半、イライラを押さえるのが大変だった。ベン・ウィショーも、あなた、そんなに馬鹿な子じゃないわよね?もっと賢いはずよおおおぉ!!!とフランツ・ロゴフスキに振り回される様を見ていてイライラ。いや、芝居だからさ、わかってやってるんだけと、それにしても何なの?この主人公の自己中メンヘラっぷりは(怒)
アデルちゃんが妊娠、その後父親になる責任を背負いきれなくなって、ベン・ウィショーのところに「やっぱり男がいい〜」と戻ってきたときは、本当に◯意を覚えたよ。女は子供を生む道具じゃねぇんだよ、この馬鹿が。

…ま、最後はひとり涙ぐみながらパリの街中をチャリで疾走していましたが、その姿を見ながら、こいつ、セーヌ川に落っこちますように…と軽く呪いをかけておきました(笑)

これで今年の東京国際映画祭は終了。
今年は色々あって3本だけだったけど満足。
やはりトニー・レオンの話をじっくり聞けたのが良かったですね。
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