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1PM-ワン・アメリカン・ムービーのbrianのレビュー・感想・評価

3.9
フランス国内ではテレビや新聞等でアメリカの現状を知ることはできるだろう。
しかし、ゴダールはアメリカ人の声や姿に触れるため積極的に渡米する行動力があった。それと共に映画作りによって世界へ発信することも忘れてはいない。
初めて聞く流暢な英語で現場の人とコミュニケーションを図る場面が印象的である。
「ワン・プラス・ワン」でストーンズのメンバーと打ち合わせしていたのも合点がつく。

気になっていたジェファーソン・エアプレインのゲリラライブはたった1曲の演奏ではあるが、アメリカの象徴であるヒッピー文化やフラワームーブメントを凝縮していて興味深く見入った。特にグレイス・スリックのヴォーカルはカリスマ性があり魂の叫びを感じさせる。不敵な笑みが浮かんでいた。
https://youtu.be/WAJJE5Wo_OY


ベトナム戦争終結を願うかのように、賛美歌「荒野の果てに」で映画が終わる。


「1PM ワン・アメリカン・ムービー」予告編🇺🇸
https://youtu.be/Q0BRvqHNsMg
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