きゅうげん

ヴァチカンのエクソシストのきゅうげんのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

悪魔vsラッセル・クロウ!

最も有名な悪魔祓い師アモルト神父を題材とするエクソシズム・ホラー。
昨年放送の『クレイジージャーニー』で、彼の助手を務めていたシスターへ取材した文化人類学者の回があって、それからちょっと気になってたんですよ。

依代銃殺のパワー系お祓いでスタート!
スクーターで爆走するラッセル・クロウ!
血と炎で真っ赤っかなエクストリーム悪魔祓い!
聖母(ファ〜)からの悪魔(ギャー!)という表象を臆面もなく映像化したところには、脚本家エヴァン・スピリオトポウロスの映画『アンホーリー』とも通じるものが。
ただ、カトリックの暗部“スペイン異端審問”は悪魔の仕業でした!……ってオチは流石にどうなのさ。宗教史最大の責任転嫁じゃん。


ところで、玉座にふんぞりかえるラッセル・クロウ(悪魔)の図には、今は亡きダーク・ユニバースのジキル博士/ハイド氏が想起させられ勝手にしんみり……。
願わくは主演続投で『ヴァチクソ』シリーズ化!
七つの海を股にかけるラッセル・クロウが世界各地199ヵ所の悪魔をボコすオカルト・ホラーを観てみたいです!!!