チャチャのパパ

ヴァチカンのエクソシストのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.9
結局の所、キリスト教って何んなんだろう?

ホラー映画として楽しめた。が、そもそも宗教、それもキリスト教には懐疑的なので観ようかどうか迷ってたんだが、最終日に滑り込む。

「悪魔は信じない事を喜ぶ」って冒頭にあったんだが、それってズルいよね。てわも結局はそれを言うのほ教会のほうで、それは自分たちの存在意義を示すためで、つまるところ儲けたいんじゃないの?と言うのが僕の懐疑のだよ。

悪魔憑きの98%は精神疾患。これにはほぼ同意。いや100%なんじゃないのか?この考えを強烈に後押ししたのがクロエ・グレース・モレッツ主演の「彼女が目覚めるその日まで」という映画だ。NMDA受容体脳炎という難病により、ひどい目に遭う主人公なのだが、これの症状が完全に悪魔憑き。

でも2000年くらいかかってやっと堕天使1人?もう無理じゃん。それに悪魔の目的がよく分からん。物理的攻撃出来て人間なんか瞬殺できんだろ。一々憑依してなんかやらんでも、人間相手なら無双できんだろ。電気だって自在に操れるんなら核兵器くらいバンバン撃てんしゃないの?異端審問も悪魔のせいにしてる。

と、文句ばかりなのだが、まぁ演出が良かったので怖くはあった。

そしてやはり神は沈黙してんのな。