タカ

ヴァチカンのエクソシストのタカのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
4.2
「悪魔の存在を否定する時、悪魔は喜ぶ」

面白っ‼️‼️‼️
何て景気の良い映画だろう‼️
"こんな悪魔映画観たことない"と思えるほどに従来のしがらみを超えた力を感じた
そう力だ
まぁラッセル・クロウが祓魔師を演じるのだから、そりゃ〜パワー系の映画になることは間違いない
どうだろう?『エクソシスト』を除いた悪魔映画の中で一番好きかもしれない
もうもうもう大満足の映画だった😆

ハマり役のラッセル・クロウ
原付?に乗って街中を駆けるフォルムがまさにサーカスで自転車に乗る熊のそれ!
その時点でもう愛らしいのだが
神父でありながら「カッコー」という陽気な挨拶をかまし、スキットルでウイスキーをがぶ飲みする姿にもう心奪われてしまう
良いキャラしてるな〜〜
それもラッセル・クロウが演じるから良くて、あの巨体の説得感と茶目っけを併せ持つから惹かれる
おかげで他のキャストが霞んでしまうのだけど、バディ役の方も良かったなぁ
「俺たちの闘いはまだまだ続く」というジャンプ漫画の打ち切り的な終わり方が今後のシリーズ展開を期待させてくれる
これは続編が観たいぞ‼️
悪魔とのスーパーバトルがもっと観たいぞ‼️

鬼のように速いテンポ
ピッチクロックでも導入されたんですか?と思えるほどにどんどん先に進んでいく
"自らの罪と対峙する"というテーマがあるために当然バックボーンを描かなければならないが、それも必要最小限に留める
はい!これで大丈夫ですよね!次行きましょー
と思い切りの良さが映画を推進させる
間延びする時間が一つもないとはこの映画の悪魔的要素だと思う

悪魔映画でお見受けしない演出
『エクソシスト』から受け継がれるクラシックな演出ももちろん踏襲されており
体に浮き上がる文字やアクロバットな動き、表情変化と
それだけを取っても退屈することはない
ただ、この映画が振り切ってるのはマイケル・ベイばりのとある演出
スーパーナチュラルじゃなくて普通に物理的な脅威を見せる
このド派手さにもうやられてしまった
何ならクライマックスは『ドラゴンボール』でも観ているのかのようなスーパーバトル
自らのイマジナリーを克服するだけなのに血しぶきを被るなんて
十字架や祈りがさながら武具のように成り立っているなんて
終いにはラッセル・クロウが舞空術をお披露目するなんて
ほんとに素晴らしい映画だと思う😊

シリーズ化への道のため、流行ってほしい❗️
ラッセル・クロウをぜひ劇場で❗️
タカ

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