どの作品を観ようかと色んな映画館のホームページをぐるぐるしていたら偶然目に留まった作品。
コロナ禍真っ只中の香港が舞台。小さな清掃会社を営むザクとそこにバイトして入ってきたキャンディのお話。
時にはいいことも起こるし、時には不幸なことも起こる。
それを受け入れ相手を許し信じれるか。ここにザクの人柄が出ていた。
特に最後のシーンがザクの人情深さか滲み出ていてとても良かった。
とりあえずザクが真面目で人情深くていいやつ過ぎる。
作中の風景がワンカットごとに街並み、朝焼け、夕暮れ、海辺、夜のネオン...と凝っていて温もりを感じられた。
移民が当たり前である環境や本当のマスク警察的なものが行われている点に今の香港が感じられるし、日本とのギャップを感じられた。
派手でもないし、起伏のあるようなストーリーでもないけど肌触りのいい温かくて沁みる作品でした。
観終わってから気づいたけど香港映画観るの初めてだったかも。