片腕マシンボーイ

釜石ラーメン物語の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

釜石ラーメン物語(2022年製作の映画)
2.3
最高すぎるポスターデザインにワクワクしながら観に行ったが……微塵もラーメン食べたくならないポンコツ映画!あれ?今関あきよしってこんなに映画つくんの下手やったっけ?

かつては美味しいラーメンで大人気やった小川食堂、震災で店を切り盛りしていた母が亡くなり夫と次女のふたりが跡を継ぐも今や店を訪れるのは昔馴染みのみ、そんな小川食堂に3年ぶりに音信不通やった長女が帰ってきたぞ!こんな落ちぶれた店もう畳んだ方がマシやぁ!って話

主人公姉妹の姉を演じるのは刃唯阿こと井桁弘恵、やっぱり井桁ちゃんは走る殴る蹴るブッ放す!のアクションしているイメージが強いからば、本作の普通の女の子役は違和感あるわぁ…思って観ていたら、ひゃー!クズの男を頭突きでノックアウトさせる井桁ちゃんにやったー!なったね
ただマシンボーイ的には井桁ちゃんの頭突きとか半分御褒美みたいなもんやし、やっぱり仮面ライダーバルキリーに変身してダッシュラッシングブラストでクズ男を木っ端微塵に爆破飛散させんのが見たかったよねぇ、しみじみ

まぁ見どころは男勝りで口の悪い井桁ちゃんが可愛いくらいよ、オープニングの藤田弓子さんとのシーンがピークやったなぁ
まぢこの店を閉める続けるっつ〜いざこざには妹の意識の低さ、父親の独りよがり、にさっさと畳んだ方がいいやんね?なったし
井桁ちゃんが帰ってきた途端に客が集まるってのにも、このキャラに何故町の人達がそこまでの魅力を感じているのか?理解できんかったし
さぁ再建だ!って母の味の再現に乗り出すも……麺は製麺所の既製品、やった事といったらスープの醤油を変えたんと、湯切りをしっかりするようにしただけ、え?出汁や具材を見直したりとかしなくてもそんな簡単に昔の味に戻るなら、逆にまぢ今までなにやってたん?
そしてスクリーンに映し出されるラーメンの微妙なこと!今どきな映える映えないって話ではなく、単純に物撮りが下手!

うん、あまりの演出力や脚本の弱さに震えるも、そいえば今関あきよしの「恋恋豆花」好きなんやが、あれも映画的な面白さ言うより、「モトーラさんが行く!台湾満腹旅」っつ〜テレ東系列で日曜の昼~夕方くらいにやってる番組感にほっこりしていただけかもしらんのよねぇ、ぺろぺろ
とりあえずラーメン映画なら昨年の「味噌カレー牛乳ラーメンってめぇ〜の?」のほうが俄然良作やね!本作は「ビキニ☆ラーメン」や「地獄甲子園外伝 ラーメンバカ一代」クラスのポンコツ、「人肉ラーメン」のがまだ泣けるかな?

え、今日の晩飯はラーメンかて?いや、白Tシャツ着てきたからラーメンは無いな、そもそもここ数年休日の貴重な1食をラーメンで済ますのは勿体ない気がしてしまって……、井桁ちゃんが作ったラーメンなら食べたいけども!ぺろぺろ