かなりウッとビビる場面があり、ホラーとしてならかなり質が高い。要所要所でしっかり恐怖させてくるからまた来るんじゃないか？と身構えてしまい中々緊張の糸は途切れない。
ダンスグループが主要人物で場違いな明るい歌がチラホラ流れるが、ホラーとの落差が生まれて中々よい。ガタイのいい男が耳をふさいで震えるさまはなかなかに迫力があった。
ホラーとしてだけなら☆4以上上げてもいいかなと思うがストーリーはかなり難あり。
主人公？の探偵が元警察なのにその経歴は活かされないため呪いの元となった事件の後家族がどうなったかが明かされず事件の全容が見えない。
冴えなくて汚いオッサンで最初はかなり不快、それを挽回してくれればいいのだがあまり出来ておらず汚いオッサンにした意味が見えない。主要人物がキレイだから反対にしただけ？
最終目標はいなくなった人物を救出する、なのにどうすれば助けられるか？について深くやらず決戦に突入するためフワフワ感があり終盤の演出にイマイチ身が入らない
ホラーとしては間違いなく怖いのだがストーリーを詰めきれてない部分が最後に足を引っ張る。なんとも惜しい映画。もうちょっと頑張って欲しかった
